ほっとやすらぐ安心なおうち

人生の中で、お家にいる時間がどのくらいか知っていますか？

5年に1度調査されるNHK放送文化国民生活調査報告書の中で「在宅時間」が公表されています。
その調査によると、年間での在宅時間は、なんと半分以上の約67％。そしてお家の外に外出している時間は約30パーセント程なんだとか。
「人生100年時代」が提唱される今、仮に100歳まで生きることができるとしたら、一生のうち67年間もお家の中にいることになります。

それだけ長くの時間過ごすお家での生活、暮らし方一つを工夫するだけで、確実に人生そのものが変わってくる気がしませんか？
さらに、コロナ禍を過ごしたことで、在宅でお仕事をすることが増えた人も多く、おうち時間はますます伸びたことが想像できます。

日本の「おうち」の今とこれから

日本の住宅建築業界は、時代の大きな流れとともに多くの変化と課題に直面しています。

【日本住宅建築業界のいま】

1.人口減少と高齢化

2.都市部での再開発と地方での過疎化

3.省エネルギーと環境への配慮

4.技術革新

【課題】

1.空き家問題

2.人手不足

3.地震対策

4.住宅価格の高騰

5.規制と法令の複雑さ

日本の住宅建築業界はこれらの課題に対して、創意工夫を凝らしながら対応していく必要があります。今後も技術の進化や社会の変化に柔軟に対応することが求められるでしょう。

住まいと健康

日本の住宅建築業界では、住環境の健康面に対する関心が高まっています。
先述した通り、人生のうち60％以上の時間を過ごすおうちです。住環境への配慮や改善は切ってもきれないテーマではないでしょうか。

【住環境の健康面のいま】
1.シックハウス症候群対策
シックハウス症候群の症例が報告され始めたのは、1990年代後半から2000年代初頭にかけてです。
日本家屋は以前までは風通しがよく、開放感があるのが特徴でした。しかし近代化が進み、省エネルギー化に向けて高機密、高断熱化が進み、人口建材や日用品から揮発する化学物質に触れることで健康被害をもたらすようになりました。

・シックハウス症候群を引き起こす有害物質（ホルムアルデヒド、揮発性有機化合物（VOC）など）の低減が求められています。建材や塗料に使われる化学物質の規制が厳しくなっており、低ホルムアルデヒドの建材が普及しています。
・24時間換気システムの導入が義務化され、室内の空気質を向上させる努力が進められています。

2.断熱性・機密性の向上
先述した、「シックハウス症候群」の発生の原因の一つでもある高機密・高断熱化ですが、これらの環境を整えることで、結露やカビの発生を防ぎ、健康被害を抑制する良い面もあります。

3.バリアフリー設計
・高齢化社会に対応するため、段差のないフラットな床や広い通路、手すりの設置などバリアフリー設計が一般的になっています。
・高齢者や障害者が安全に暮らせる住環境を提供するためのユニバーサルデザインが進んでいます。

4.自然素材の利用
・健康志向の高まりから、無垢材や自然塗料、和紙などの自然素材を使用した住宅が増えています。これにより、化学物質の使用を減らし、アレルギーや喘息などのリスクを軽減しています。

人生の大半を過ごすおうち生活

　私たちの人生の半分以上を過ごす「おうち」。
長時間触れることになる住空間ですから、良いこともそうでないことも、私たちにとってとても影響力が大きいことがわかります。

　先述したシックハウス症候群も、お家を造るための建材や家具に使われる材料が知らず知らずのうちに私たちの健康に影響を及ぼしていることがわかりました。
　また、カビや結露を防ぐことで健康被害を防止しようという活動も、奇しくも私たちの住空間を、建材や家具から発生する化学物質に晒される要因ともなることもわかってきました。

AUROが提案する安心なおうち

AUROはドイツのブラウンシュバイクで1983年の創業以来、実に45年以上にわたりサスティナビリティを追求し、環境にやさしい植物科学の研究に取り組んできました。
長年の研究によって作りだされるAURO製品は、自然と環境に優しく正にサスティナブル。

自然塗料のパイオニアであるAUROは、最先端の知識と技術を応用して天然原料を使用した様々な製品の開発・改良を行なっています。